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らんま1/2 町内激闘篇(SFC 1992年発売)

オモシロサ ★★★★ 九能兄妹の壊れた強さを是非堪能してもらいたい
理不尽度 ★★★☆ 九能兄妹が全ての要因
操作性 ★★☆ 全体的には悪くないが、ガードとジャンプに全てが集約されている
視点 ★★★★☆ 2D格ゲーなので視点云々はほぼ皆無
飽きやすさ★★☆ 裏技により、1プレイモードを乱馬/らんま以外でできるのが救い。デバッグモードもよし

高橋留美子の代表作(と言ってもこの人のマンガは何を挙げても代表作になってしまいそうだけど)「らんま1/2」をゲーム化した“らんまスーファミ格ゲー3部作”の1作目。このゲームの発売時は丁度アーケードでストUシリーズが賑わっていた頃だ。だからその格闘ゲームブームに乗じて輩出されたのだろう。ちなみに私はいまでも持ってます。売る気なしw 中古価格で580円なら是非買ってみてほしい。1000円を超えると私のように変わり者K.Kでないと危険。

さて本題ですがこのゲーム、つまるところ九能兄妹に集約されます。このゲームの主役は間違いなく九能兄妹でしょう。本来主役の乱馬を差し置いて異常に強い。兄・帯刀は、近〜中距離の鬼。妹・小太刀は遠距離のエキスパート。双方とも死角がない。兄には近寄られたら負け。妹には距離を取られたら二度と近寄れない。そんな状態('A`)

兄・帯刀は原作でもお馴染み、木刀を所持している。そのため相手の通常技範囲の外から一方的に攻撃ができるのだ。十字キーの上や下や横など押しながら、適当にY・Bボタンを押しているだけで簡単に相手を押さえ込んでしまえる。ありえません。必殺技は原作では聞いたこともない「雷鳴斬り」「地走り」などというものがあり、前者は木刀を水平になぎ払い、雷をスライドさせながら落とす原作からは想像できないくらいカッコイイ技。後者は木刀を足元に突き刺し、その衝撃によってナンカよくわからない土煙が相手に向かって行ってダメージを与えるなんとも言えない飛び道具技。原作でよく出てくる突き連打も再現されているが、通常技のほうが全然強いのであまり活躍しない。既にスイカの修行をしていたときの強さを手に入れてしまっている。これじゃあ、螺旋のステップも刻まず、いきなり「飛竜昇天破」が出せる乱馬では勝てない。「大車輪」なんていう意味わからない技を持っている乱馬じゃあ勝てないって。

妹・小太刀は一歩に「こ、こんな!これじゃあリング上どこにいたってあの人の射程距離じゃないか!」と言わしめたかはわからないですが、マジでそんな感じです…一瞬にして画面端まで届くリボン(新体操に使うリボン)攻撃、真豪鬼の斬空波動を受けたほうがまだいいとさえ思えるほどのまり(新体操の演技に使うヤツですよ?)投げ攻撃。どちらも攻撃後のスキはなく、連続して出し続けることができます。

まさしくどの距離からでも相手を固められる仕様となっております。原作で有名な「千手棍棒乱れ打ち」や「回転黒バラ吹雪」などのほうが弱い。説明書にも「千手〜」「回転〜」は必殺技として載っているのに、明らかに「リボン」「まり投げ」のほうが強い。強い、強い、強い!

例えるなら「リボン」は、ビリー・カーンの中段打ちの出を超早く、リーチを超長く、スキを超小さくした感じ(゚A゚) マジで手に負えないんですよコレが! しかもリボンを手元でクルクル回しながら待機でき、後はワンボタン操作で任意のタイミングに発射できるんです。つまり、動いたらヤ ラ レ ルということです。「まり投げ」は垂直ジャンプからノーモーションで高速に投げ下ろす強烈技。攻撃の出所がまったくわからないんですよ。しかも更に性質の悪いことに、デスバウンドみたいに跳ねるんです。地面に当たると。だもんでどこから出されても、地上にいる限り必ず触れてしまう。まりが接地したところをジャンプでかわさないといけません。

と、このように破壊兄妹が支配しているゲームですが、この極悪兄妹を使うとなると、ウハウハです。文字通り手も足も出せないまま相手は地面に横たわるでしょう。そうです! このゲームは全てこの兄妹を使うことが目的となっています。みなさん笑えるくらいオモシロイ強さを味わってみませんか? それ以前にジャンプがボタンジャンプ、ガードがL Rな時点で「?」が浮かんでしまうんですがね。

おまけ追記

筆者は「乱馬スーファミ格ゲー3部作」は全てプレイしている。この内「〜爆裂乱闘篇」は友人に借りてやった程度。もう一つの「〜超技乱舞篇」 は実は持っていた。このゲームは「〜町内激闘篇」に比べると遥かにできがよくなった良作だ。前2作とは制作会社(発売元?)が違うので、良くなったのかはわからない。しかしこのゲームも支配するのはやはり空中飛び道具だった。今条マリ子のバトンカッターがとてつもなく強いのである。これのおかげでほとんどのキャラクタが抑え込まれてしまう。小太刀も出ているのになぜマリ投げ攻撃を使わなかったのか疑問に残る。ひな子先生もでているのだが、八宝五円殺、五十円殺ともただの打撃で、アダルトチェンジ効果がないという謎な仕様。五円殺を当身技、五十円殺をコマンド投げにでもすれば面白かったろうに…。非常に残念でならない。なおアダルトチェンジはLボタンで、任意にできる原作を無視した仕様だ。さらに八宝つり銭返しも複数回撃てるから謎。というのもこのゲームのシステム上の都合なので仕方ないといえばそれまでなんだが。

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